FOR BIGINNER
ピッコロを始めたい方へ
ピッコロ

楽器の特徴

イタリア語でフラウト・ピッコロ(小さいフルート)と呼ばれていたものが省略されて、ピッコロと言うようになったもので、フルートより1オクターブ高い音が出ます。

オーケストラや吹奏楽の最高音域を受け持ち、ピッコロ専門の奏者を置くオーケストラも有りますが、多くはフルート奏者が持ち替えで演奏します。最初はフルートから始め、必要になったらピッコロを購入するというのが普通です。

音域と音色の関係から良く透る目立つ音を持ち、音程やリズムを正しく吹くことが特に要求されます。

頭部管や管全体に銀や洋銀(銀メッキ仕上げ)を使ったり、樹脂で木質のように作っているものも有りますが、多くはグラナディラなどの木製の管体に銀や洋銀のキーをつけているものが多く、しかもそのほとんどは円錐管(現代のフルートは円筒管)でできています。そのため管の内部の水分を取り除く時など、掃除棒で傷つけたり、円錐管の細くなっている部分を削ってしまったりしないよう、気をつけなくてはいけません。

最近は初心者用で10万円位から品質の良い物が発売になり、以前にくらべてお求めやすくなりました。
売れ筋は30万円台、40万円台で、その値段帯なら国産品、輸入品の品揃えが豊富でお好みの楽器が選べます。同じランクの楽器でもシルバーメッキやゴールドメッキをかけたモデルは高くなります。

購入上の注意

樹脂製の安い機種では8万円くらいから、通常の木製のピッコロは20万円~50万円くらい。
最高級品では100万円前後になります。