ファゴットを始めたい方へ
楽器の特徴
ファゴットは低音を受け持つ木管楽器で、オーボエと同じダブルリードの仲間です。
オーケストラでは渋みのある独特の音色でソロを受け持ったり、木管部のハーモニーの最低音部を支えたりします。また、分散和音などのスタッカートも印象的です。吹奏楽ではよくユーフォニアムとユニゾンで使われたりします。
ファゴットという呼び名はイタリア語で、英語ではバスーンといいます。
ほとんどの国で使われている現在のファゴットは、1880年頃ドイツのヘッケル社が完成させた「ヘッケル式」と呼ばれるものですが、フランスでは、バソンと呼ばれるフランス式ファゴットがまだ多く使われており、形状や指使いが異なるうえ、音色も少し異なります。普通のファゴットより1オクターブ低いコントラファゴットも曲により使用されます。
本体は楓(メープル)製が多く、表面はウレタン塗装、またはシェラック塗装されています。リードを取り付ける金属部はボーカルと呼ばれ、洋銀や真ちゅう等で作られ、表面は銀メッキやニッケルメッキ等を施します。ボーカルを代えると、音色、音程、音量が変わり、大切な役割を果たしています。
ファゴットはお求め易い価格帯で60万円くらいから、選ぶとなると100万円以上の物になってしまいます。プロモデルだと200万円台、300万円台~といった具合です。
購入上の注意
専門店ダクなら普及品から高級品まで揃っています(ヘッケルなど一部の楽器は注文生産になります。ご希望の方はご相談ください)。また、ファゴット専門のスタッフが居りますので、楽器選びやボーカル・リード選びはもちろん、奏法などについてもご相談ください。また、購入後のタンポ調整や、キー調整もリペア体制の整ったダクなら安心です。