フルート・ピッコロ・トラヴェルソ

フルート・ピッコロ・トラヴェルソの楽器情報

フルート・ピッコロ・トラヴェルソ

フルート(flute)、ピッコロ(piccolo)、トラヴェルソのご購入は管楽器専門店ダクへ。
ダクでは、アルタス、ハンミッヒを始め、サンキョウ、ムラマツ、ミヤザワ、あずみ、ヘインズ、パウエル、バーカート、シェリダン、フォリジ、マッケンナなど 国内・海外の多様なメーカや銘器と呼ばれる管楽器メーカーの商品も取扱っています。
木製頭部管を使用した暖かい音色のものなど、様々な種類のフルート・ピッコロをご用意しました。
ヴィンテージフルート、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートなども店頭でお試しいただけます。
またこれから楽器を始たい方へ、フルートやピッコロの選び方や基礎知識を紹介するページもございます。フルートのお手入れ方法をご紹介した動画もございますので、ぜひご覧ください。

リペアスタッフも常駐しており、アフターサービスも万全です。

【フルートについて】

フルートのために書かれた古今の名曲は、独奏曲・アンサンブル曲を問わずたくさんあります。 音色は澄んで明るく、とくに高音は良く通る反面、低音域でフォルテを吹くのは難しく、熟練を要します。 息の半分は管の外に出てしまう関係で長いフレーズを吹いたり、音程を正しく吹いたり、音色や強弱の表情を付けたりするのは初心者には案外難しいものです。キーカップの形は、5つのキーの真ん中に穴があいているリングキー(オープンホール)と呼ばれるタイプと、すべてのキーカップに穴があいていないカバードキー(クローズドホール)と呼ばれるタイプの2種類がありますが、最初は無理せずカバードキーのフルートから始めた方が良いでしょう。
フルートアンサンブルが盛んになってきた昨今、フルートより一回り大きく、四度低いG管のフルート(アルトフルート)も、最近では盛んに使われるようになってきました。
100年前、200年前には木で作られたフルートがたくさん使われていました。
現在ではほとんど金属製で、特に銀製のフルートがもっともポピュラーです。上級者用としては銀製以外に、金製(9金、14金、18金など)や、プラチナ製のものもあります。初心者用としては洋銀(ニッケルが主成分の合金)製の楽器が軽さや価格面からポピュラーですが、洋銀は緑青(ろくしょう)が発生しやすく金属アレルギーなどの原因になりやすいといった健康面と、全部ニッケル合金でできた楽器は音色が硬いという両面から、唇を直接当てるリッププレートや頭部管全体を銀製にしたり、全体に銀メッキを施したものが多くなっています。
初心者用で5万円位から30万円位がおすすめ。総銀製は50万円位から。輸入品の総銀製ハンドメイドでは100万円以上の物が多くなります。中古品は同じ品質の楽器を割安で買える可能性がありますが、良い物を選ぶのは大変難しいので、専門家のアドバイスを仰ぎましょう。

【ピッコロについて】

イタリア語でフラウト・ピッコロ(小さいフルート)と呼ばれていたものが省略されて、ピッコロと言うようになったもので、フルートより1オクターブ高い音が出ます。
オーケストラや吹奏楽の最高音域を受け持ち、ピッコロ専門の奏者を置くオーケストラも有りますが、多くはフルート奏者が持ち替えで演奏します。最初はフルートから始め、必要になったらピッコロを購入するというのが普通です。音域と音色の関係から良く透る目立つ音を持ち、音程やリズムを正しく吹くことが特に要求されます。
頭部管や管全体に銀や洋銀(銀メッキ仕上げ)を使ったり、樹脂で木質のように作っているものも有りますが、多くはグラナディラなどの木製の管体に銀や洋銀のキーをつけているものが多く、しかもそのほとんどは円錐管(現代のフルートは円筒管)でできています。そのため管の内部の水分を取り除く時など、掃除棒で傷つけたり、円錐管の細くなっている部分を削ってしまったりしないよう、気をつけなくてはいけません。
最近は初心者用で10万円位から品質の良い物が発売になり、以前にくらべてお求めやすくなりました。
売れ筋は30万円台、40万円台で、その値段帯なら国産品、輸入品の品揃えが豊富でお好みの楽器が選べます。同じランクの楽器でもシルバーメッキやゴールドメッキをかけたモデルは高くなります。

【トラヴェルソについて】

トラヴェルソが盛んに使われたのはバロック時代で、別名、バロックフルートとも呼ばれます。当時、やはり盛んに使われたリコーダー(ドイツ語でブロックフレーテ)が縦笛であったのに対し、イタリア語でフラウト・トラヴェルソ(横のフルート)と呼ばれていました。現在のフルートの前身に当たる楽器です。トラヴェルソのピッチは多くは現在のA=440ではなく、当時のオリジナル楽器に近い低いピッチで制作されています。音量は小さく現在のオーケストラでは使われませんが、「バロック時代のフルートの名曲を当時の雰囲気のまま吹いてみたい」「フルートのルーツを訪ねてみたい」という方にはおすすめです。多くは手作りで、現在の作者の名前と、当時の作者(兼演奏家)の名前の両方で呼ばれます。ほとんどは、つげ・グラナディラなどの木製です。高級品として象牙でも作られますが、ワシントン条約などの関係で手に入りにくくなっています。手入れをきちんとしないと割れたり反ったりしやすいので、取り扱いには注意が必要です。
樹脂製の入門用の機種は5万円以下で購入できます。通常の輸入品のトラヴェルソは10万円~40万円くらいが主流です。

ほかの楽器を見る