テナーサックスを始めたい方へ
楽器の特徴
アルトサックスより低い中低音が魅力的なテナーサックス。
音量も豊富、表現力も大きいとあって、クラシックだけでなく、ジャズや演歌などポピュラーの世界でも大活躍、むせび泣くようなテナーのソロは他の楽器の追随を許しません。
アルトサックス等と持ち替えで吹くことも多いのですが、どちらかというとアルトが好きな人と、どちらかというとテナーが好きな人に別れるようです。
ほとんどは真ちゅうなどの金属で作られていますが、分類は木管楽器です。
ポップスの世界ではブラックラッカーの楽器を使う人もいますし、写真の様にボディーやベルがスターリングシルバーでできた高級機種もあります。
マウスピース(唄口)やリガチャー(締金)、リードは、サックスを吹く上でたいへん重要な役割を果たします。ある程度吹けるようになってきたら、自分に合ったマウスピースやリガチャー、リードを見つけるようにしましょう。クラシック・ジャズ・フュージョンなどのジャンルの違いや、個人個人の奏法の違い、音の好みの違い等がありますので、詳しいスタッフがいる専門店に相談してみましょう。
価格はアルトサックスより少し高く、初心者用で10万円台から…20万円~50万円位が機種も豊富で、あなたにぴったりのテナーサックスが見つけやすいでしょう。
購入上の注意
安いからといって中古品に飛びつくと、後で修理代の方が高くかかった、ということになりかねません。中古品を選ぶにはある程度専門知識が必要です。テナーサックスも他の木管楽器と同様、パッド(タンポともいう。音孔をふさぐところ)の調整やキーメカニズムの点検・注油を定期的に行う必要があります。消耗部分も多く、時期がくると交換する必要があります。アフターケアのしっかりした管楽器専門店ダクなら安心です。